募金活動の目的から募金活動の未来を考える

募金活動の目的から募金活動の未来を考える その他

「募金で得られる金額」<「アルバイトで得られる金額」

皆さんも街で学生の募金活動を見られる機会がありますよね。
 
大きな声で「募金お願いしまーす!」と募金の依頼をかけている姿がとても印象的に映ります。
 
精力的に頑張っている子もいれば、明らかに早く時間が過ぎてほしそうな子もいます。
 
募金活動を観察していると、募金をする人は極々僅かで、募金活動にて得られる金額も微々たるものではないかと推測されます。
 
10人近い人数の学生が集まり、数時間も活動を行い、得られる金額が数千円またはそれにも満たない額がほとんどではないでしょうか。
 
それならば、募金活動をするのではなく、単発のバイトを行い、そのバイト代を募金に充てた方が効率的ではないでしょうか。
 
学生も無駄に大きな声を出す必要も、無駄に時間が過ぎるのを待つことも無くなり、募金額も数万円はくだらない金額となります。
 
さらにアルバイトにより社会経験も積めることができ、一石三鳥(時間の浪費が無くなり・募金額が増え・社会経験も積める)となり、多くのメリットが期待できます。

そもそも募金活動の目的は?

募金活動を行うこと自体がが大事だと言う意見もありますが、募金の大きな目的は以下の2つであると考えます。
 
・募金の対象となる事象を風化させない
・募金により資金を確保する
 
それでは果たして、募金活動を行うのとアルバイトをして、その金額を全額募金するのとではどちらが募金の目的を果たせるのでしょうか。
 
それは間違いなく後者であると言えます。

理由①:募金額<バイト代

募金額はその時々の通行人の方のご厚意によるため、ほとんどの場合において、バイト代の方が金額が高いと言えます。また、アルバイトでは確実に一定額以上の募金額(バイト代)が見込めます。

理由②:SNSによる拡散による周知

事象の風化防止については、募金のためにアルバイトを行った学生の活動をニュースサイトやSNSに載せることにより多くの人に見てもらうことができます。
 
街頭での募金活動ではたまたまその場を通過した人しか知ることができず、また通過したからといってその事を知ろうとする人は極々僅かです
 
またそこから募金の輪が広がる可能性もあります。
 
街頭で募金活動をするよりもよっぽど社会への影響が大きくなると考えます。
 
以上のことから募金活動を行うよりもアルバイトを行い、それによって得られた収益を寄付した方が募金活動としては合理的なのではないかと考えます。

あとがき

それでも学生にボランティアとして募金活動を行うことが良いとされる風潮があります。
 
しかしボランティア活動をしている学生には進学のための実績作りのためにボランティア活動を行ってる生徒もいます。
 
それを良いとするか悪いとするかはまた別の話になりますが、どうせ活動を行うのであれば、中身の伴わない活動をするよりかは、目に見えて結果が出る活動の方が良いと私は考えます。
 
そもそものボラティアの成り立ちなどから考えると、自発的に行わない活動そのものが、学生を育てることが出来るのかなどの議論があるかと思いますが、その議題に関してはまた別の機会に触れさせていただきます。

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