大半の悩みはどうでも良い?
大半の悩みはどうでも良いから悩んでいると考えます。
そんな失礼なことを言うな!どうでもよくないから悩んでるのではないか!というご意見があると思いますが、もちろんどうでも良くないから悩んでる方も大勢いると思われます。
そのような場合は存分に悩み、人に相談するなどして最適解を探すのが最適だと考えます。
しかし、大半の小さな悩みはどうでも良いから悩んでいるというのが多いと思います。
どうでも良いのに悩むとはどういうことか
「どうでも良いのに悩む」とはどういうことなのか例を挙げて説明します。
例えば家を建てる時にトイレのウォシュレットのグレードをどの程度のものにするか悩んでいたとします。
- 最も安いウォシュレットは2万円で最低限の機能のみ。
- 最高級のウォシュレットは20万円だが除菌されたり、カラーバリエーションが選べたり、防汚加工が施されていたりする。
と仮定します。
悩む理由は安いウォシュレットは価格が抑えられているが、機能が最低限しかない。
一方で最高級品は機能が充実しているが、価格が高い。しかし、ウォシュレットとなればそうそう買い替えるものではないためどちらにしようか決めかねている。
新築を建てた人は、一度は似たようなことで悩んだことがあるのではないでしょうか。
しかし、悩んでいる時点でどちらをえらんでも正解だと考えます。
例えば、和式便所と洋式便所どちらを導入しますかと聞けばほぼ100%の確率で洋式便所を導入すると即答するのではないでしょうか。
それは今まで洋式便所を使ってきて、洋式の方が良いと分かっているからです。
良いものが分かっている場合は悩むことはないのです。
しかし、今回はわけが違います。
最安のウォシュレットと最高級のウォシュレットではどちらが良いのか分からないのです。
値段と機能を天秤にかけたときにつり合っているから悩むのです。
先ほどの例にまた1つ条件を付加して、例を挙げます。
例えば今回家を建てる人のコンセプトが、「最低限の設備だが最もコストを抑えて家を建てる」であったら、その人は悩まずに最安のウォシュレットを選ぶでしょう。
しかし今回はそのような条件が無いため、どちらが最善か分からず、天秤がつり合った状態にあり、どちらも甲乙つけがたく悩んでしまいます。
このように、天秤がつり合っているからこそ人はどちらが最善であるか悩むのです。
しかし、よく考えても見てください。
天秤がつり合っているのなら、どちらをとっても一緒ではないでしょうか。
悩む=つり合っている状態
天秤は同程度の場合つり合うようにできています。
つり合って悩むなら、その悩んでいるものはその人にとっては同程度であると考えられるので、どちらを選んでも結果は変わらないのではないでしょうか。
そして結論から言えば、後悔する人はどちらを買っても後悔し、後悔しない人はどちらを買っても後悔しないと考えます。
後悔する人は何かと理由をつけて、選ばなかったもう一方の利点を列挙して、いかに間違いを犯したかを考えます。
しかし、考えていただきたいのが実際に使用してもいない他方の欠点を見ずにして、自身が選んだものに対して後悔するのは不公平ではないでしょうか。
片方は実際に使用して、利点・欠点が見えているが、一方は使用していないのであくまでも自分の都合の良い情報を選択して比較を行っています。
実際に得られたデータと、空想のデータを比較して後悔するのは非常に不公平であり、不毛であると言えます。
まとめ
- 天秤にかけてつり合った場合(悩んでいる状態)はどちらを選んでも一緒。
- 後悔する人はどちらを選んでも後悔する
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